2019年6月29日土曜日

英国 ビクトリア女王クラウン銀貨 1887年

英国のビクトリア女王のクラウン銀貨を紹介します。

1887年に発行されました。

ビクトリア女王が、1837年に即位してから50年が経過し、ジュビリー・ヘッドと呼ばれる王冠を被った肖像の意匠に変更された最初の年のものです。

今から130年以上前で、日本の元号でいうと明治20年にあたります。

表側の意匠図案は、Joseph Edgar Boehmによるもの。

肩の下にJ. E. B.とサインが見られます。

ただし、この肖像は、王冠が小さすぎる上に不安定、女王も不機嫌で怒りっぽく見えて威厳が感じられないと、評判が悪かったとのことで、1893年には「オールドヘッド」という無冠の意匠に変更されています。

そんなに言われるほど良くないようには私には思えませんが、どうなのでしょう。

尚、彫刻師は、Leonard Charles Wyonです。

そして、裏側は、聖ゲオルギオス(セント・ジェームス)の竜退治。

彫刻師は、Benedetto Pistrucci。

ちょっと見づらいですが、B. P.とサインがあります。

この硬貨は純度が92.5%の銀製、重量は28.28グラム、直径は38.61ミリです。

手で持つとズシッと重みを感じます。

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国名英国
金額1クラウン(=5シリング)
発行年1887年
発行期間1887年-1892年
統治者ヴィクトリア女王(1837-1901)
硬貨タイプ標準流通貨
材質銀(.925)
重量28.28g
直径38.61mm
参照番号KM#765

このクラウン銀貨(参照番号KM#765)の年別の発行枚数は以下の通りで、こうしてみると1887年の発行枚数は少ないようです。
発行年発行枚数
1887174,500
1888131,800
18891,807,200
1890997,800
1891566,300
1892451,300

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