私のコイン収集は、英国銀貨から始まりました。
しかし、最近、明治日本の銀貨にも興味が湧いてきています。
私が持っている英国の大型銀貨といえば、1887年に発行されたビクトリア女王のクラウン銀貨です。
一方、その頃の日本でクラウン銀貨に相当する大型銀貨といえば、多少用途は異なっていたものの1円銀貨でしょう。
ということで、両者の発行枚数について比較してみることにしました。
対象とした期間は、英国ビクトリア女王のジュビリー・ヘッド(1887年ー1892年)とオールド・ヘッド(1893年ー1900年)の期間で、明治20年から明治33年に相当します。
まずは、英国クラウン銀貨の発行枚数から見てみます。
次に、日本の1円銀貨の発行枚数を見てみましょう。
私が驚いたのは、次の両者の発行枚数を合わせた次のグラフを見た時です。
国内流通用と貿易用という用途の違いがあるとはいえ、何という発行枚数の違いでしょうか。
英国クラウン銀貨の発行枚数はほとんど地を這っています。
とはいえ。
貨幣の稀少性は、発行枚数ではなく、現存枚数で決まるといいます。
また、価格は、需要と供給で決まります。
もちろんクオリティーも重要でしょう。
そして、そもそも、趣味の収集は自分の好き嫌いで楽しめばいい話です。
何も、発行枚数が多いとか少ないとかを気にする必要はありません。
しかし。
それでも、こういった事実を知っていることは、趣味の奥行を増しくれると思います。
ということで、今回は自分の小さな驚きを共有させていただきました。
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