カナダで1984年に発行された「トロント市政150周年記念」1ドル銀貨を紹介します。
え? 赤いコイン?
そう思われた方、近所で見つけたアンティークショップで初めてこれを見た時に、私もそう思いました。
そのお店は基本的にコインを扱っておらず、キャビネットの中にはブローチや指輪が飾られていたので、赤くても全く違和感はありませんでした。
しかし、実際には、鏡のようにケースの赤色を反射した銀貨だったのです。
流石はプルーフ(鏡面仕上げ)です。
銀の含有率は50%。
重さは23.3276グラム、直径は36.07mm、厚さは2.95mmあります。
表側には、ティアラを被った右向きのエリザベス2世が描かれています。
カナダの貨幣に描かれているエリザベス2世の肖像は全部で4つあり、これは2番目のものです。
Royal Canadian Mint |
1.使用期間1953年ー1964年 27歳のエリザベス女王
2.使用期間1965年ー1989年 39歳のエリザベス女王
3.使用期間1990年ー2002年 64歳のエリザベス女王
4.使用期間2003年ー現在 年齢不詳のエリザベス女王
周りの銘は、ELIZABETH II D・G・REGINA。
ラテン語の、ELIZABETH II DEI GRATIA REGINA の略で、
Elizabeth II, Queen by the Grace of Godという意味です。
彫刻師は、英国人の Arnold Machin 氏。
因みに、彼のデザインは英国の通常切手にも使われているそうです。
裏側には、トロント市のスカイラインを背景にカヌーを漕ぐ先住民が描かれています。
そして、周りには、CANADA DOLLAR。
カヌーの下には、1834 TORONTO 1984 の文字が見えます。
裏側の彫刻師は、トロント出身の David Craig 氏です。
尚、このプルーフ銀貨は、立派なケース入りです。
説明文書も付いています。
フランス語の方が得意な方はこちらをどうぞ。
流石はカナダ。
必ず英語とフランス語です。
日本語もあれば尚良いのですが我儘は言いません。
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