⇒ 「英国銅メダル ウェリントン公爵オックスフォード大学学長就任記念 1834年」
その際、1834年の学長就任後も、首相、外相なども務めて政治活動を続けていたことが、
「そんなことって、本当にあるのだろうか?」
と、気になっていました。
その場では、
「東大総長が在任中に、時の内閣に入閣しているようなものでしょうか」
と誤魔化してみたものの、実際のことが知りたくなり、思い切って専門家に問い合わせてみることにしました。
丁度、「図説 イギリスの歴史」(指 昭博著)を読み終わったタイミングです。
ということで、無謀にも、著者である神戸市外国語大学学長の指 昭博教授に以下の照会メールを送付しました。
「メダルの銘、及び、オックスフォード大学のサイトによると、ウェリントン公爵は1834年から1852年までオックスフォード大学の学長を務めています。
一方で、ウィキペディアによると、その間においても、首相、外相を務め、1837年のビクトリア女王即位後も、引き続き政治活動をしていたようです。
当時、大学の学長が、その在任中にも政治家として活動することは普通だったのでしょうか。
それともオックスフォード大学学長は所謂名誉職で、政治活動がメインだったのでしょうか。」
「『オックスフォード大学学長は所謂名誉職』
という理解でけっこうです。
今でも、イギリスの伝統的な大学の場合、学長は名誉職で、王族などが就任し、実質的な大学の職務(日本の学長の職務)は、副学長が行います。
現在、王族としては、たしかアン王女が、ロンドン大学とエディンバラ大学の(名誉職の)「学長」であったと思いますが、オックスブリッジなどは、貴族やナイトの誰かだったと思います。」
ということで、気になっていた疑問が完全に払拭されたので、報告させていただきます。
指学長、ご親切に教えていただきありがとうございました。
この場で、改めてお礼申し上げます。
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