新年早々の2020年1月2日、リカトンの切手ディーラーのお店で見つけた、縁起物の一枚です。
ニュージーランドのクラウン硬貨は、
1.1935年のワイタンギ条約記念銀貨
2.1949年のジョージ6世訪問記念銀貨(実際には未訪問)
3.1953年のエリザベス2世戴冠記念白銅貨
の3種類しか作られておらず、この白銅貨はニュージーランド最後のクラウン硬貨となりました。
「クラウンなんだから当たり前だろ」
と言われそうですが、持ってみると、大きくて、重くて、なかなか立派です。
直径38.61mm、重さ28.28g、厚さ2.9mm。
日本の500円硬貨と比べてみて下さい。
大人と子供くらいの違いがあります。
表は、月桂冠を被った右向きの若いエリザベス2世の肖像が描かれています。
銘は、+QUEEN・ELIZABETH・THE・SECOND。
彫刻師は、Mary Gillick (1881-1965) 。
首の下の断面にMGのイニシャルが彫られています。
裏は、王冠付きのロイヤル・モノグラム E II R とマオリ族の彫刻デザインが描かれています。
E II R のERは ラテン語のElizabeth Reginaの略で、Queen Elizabeth を表し、中央には2世を表す II が配されて、Queen Elizabeth the second の意。
さて、このデザインの中に星はいくつあるでしょうか?
王冠の上のZEALANDとCROWNの間に1つ、E II Rの左右に1つずつ、そして下の1953とNEWの間にちょっと大きめなのが1つ。
合計4つあります。
これらは何を表しているか?
4つの星を繋げてみて下さい。
ニュージーランドの国旗にも使われている南十字星(サザンクロス)が現れました。
銘は、NEW ZEALAND CROWN + 1953。
彫刻師は、ニュージーランドの切手/コインデザイナー Robert Maurice Conly (1920-1995) です。
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