2019年10月26日土曜日

英国の銅貨の比較 ペニー、ハーフペニー、ファージング

コイン収集を始めるまで、英国の硬貨についての知識はゼロでした。

ペニーぐらいは知っていましたが、ハーフペニーやファージングなど聞いたこともありませんでした。

ましてや、それぞれがどんな姿形、大きさをしているかなど、知る由もなかったのです。

ということで、今回は3つの銅貨を並べて、比較をしてみたいと思います。

左から、ファージングFARTHING、ハーフペニーHALF PENNY、ペニーPENNY を並べてみました。













ファージングは4分の1ペニーで、このファージングは1904年のエドワード7世の時のもの。

ハーフペニーは2分の1ペニーで、このハーフペニーは1926年のジョージ5世の時のもの。

そして、このペニーは1938年のジョージ6世の時のものです。



それでは、色々と比較してみます。

0.額面金額

ファージングハーフペニーペニー
額面金額4分の1ペニー2分の1ペニー1ぺニー
2550100

1ペニーを100とした時に、2分の1ペニーのハーフペニーは50、4分の1ペニーのファージングは25となります。

果たして、それぞれの直径、面積、厚さ、体積、重さの内、どれが最もこの割合を表しているのでしょうか。

1.直径

ファージングハーフペニーペニー
直径20.0mm25.5mm30.8mm
6583100

直径が30.8mmのペニーを100とした時に、直径25.5mmのハーフペニーは83、直径20.0mmのファージングは65となります。

以下、同様に見てみましょう。

2.面積

ファージングハーフペニーペニー
面積314mm2510mm2745mm2
4268100

3.厚さ

ファージングハーフペニーペニー
厚さ1.3mm1.7mm1.6mm
81106100

4.体積

ファージングハーフペニーペニー
体積408mm3868mm31,191mm3
3473100

5.重さ

ファージングハーフペニーペニー
重さ2.83g5.67g9.45g
3060100

結論としては、重さが最も額面金額の割合を表しているといえるでしょう。

元々金属の重さで金額を表していたことを考えると、当たり前の結論となりました。

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