英国 ジョージ3世のイミテーション・トークンについて、バーミンガム美術館に問い合わせた際の回答は、以下の通りです。
⇒ 元記事:英国 ジョージ3世 イミテーション・トークン 1860〜1870年
Hi,
Thank you for getting in touch.
These letters probably refer to the maker of the token, NCR and Co. in Birmingham.
The letter 'BIRM' suggests it was made in Birmingham.
I'm not sure of the date as they are made later in the Victorian period too.
The 'spade' guinea was extensively copied in the 18th Century and imitations such as this one were often used for advertising purposes or as counters for gambling.
I hope that helps.
この銘の文字(最初のN.C.R.ET.CO.)は、バーミンガムのトークン・メーカーであるNCR and Co.を表していると思われます。
また、B.I.R.Mの文字は、このトークンがバーミンガムで作られたことを示していると思われます。
いつ頃作られたかについては、サイトに載っているトークンと同様に、このトークンも後ほどのビクトリア時代に作られたものなので、断定することはできません。
”スペード”ギニー金貨は、18世紀に広範にコピーされ、このトークンのようなイミテーションは、広告やギャンブルのカウンター(点棒)としてよく使われていました。
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時の流れに培われた銀貨特有の味わいに魅せられて、アンティークコインの世界に入ってしまいました。主に英国や英連邦のコインから収集が始まりましたが、特に対象を限定している訳ではありません。コインのデザインや美しさを通じて、今まで知らなかった歴史や文化に触れることができ、知的興味の世界は無限に広がっていきそうです。
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